2011年3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震に伴う未曾有の東日本大震災により、亡くなられた方々、また、被災をされました皆様に、心からの哀悼とお見舞いを申し上げます。


また、大震災の被害に遭われた皆様の安全と、一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


東都運搬社は、被災地の復興に向けて何か役に立てないかと常に思っております。

 
 株式会社 東 都 運 搬 社

取締役社長 香川 省司

 

 

 

東日本大震災 支援物資搬送

仙台

2011.3.17~18

東京を昼過ぎに出発し、震災で歪んだ東北道を時速40km程度で走行し仙台に向かいました。途中から雪が降り始め仙台では雪が積もっていました。

到着は翌朝でした。

こんな雪の中でガソリンスタンドでの給油待ちの車がエンジンを止めて、何時間も待っていました。(聞くことによると12時間以上は待っているとのこと)

あまりの過酷な状況に言葉を失いました。

搬送先では勿論、支援物資は喜ばれましたが、搬送先の方や現地の方々に何度もガソリンや灯油が欲しいと聞かれたのを覚えております。

私たちのトラックの燃料も分けてほしいと声掛けられましたが、私たちも帰る分の燃料が足りなく困っていたので、分けてあげられずに、とても心が痛みました。

 

担当ドライバー

 

石巻

2011.4.15~16

石巻付近に支援物資搬送の際、山側から向かうのが道路工事で大渋滞のため、海岸方面から向かいました。

 

カーナビではあるはずの道は無く、なんとも言えない被災地の状況でした。

この辺りを走っている車は、自衛隊車両や棺桶をぎっしりと積んだマイクロバスなど、まるで戦場のようでした。

車が何台も重なっていたり家の上に船が乗っていたりと、凄まじい状況に涙が出てしまいました。

 

石巻には1年前くらいにプライベートで旅行に来た楽しい思い出の地でした。

被災地には見覚えのある建物がいくつもありましたが逆さまになっていたり道路の真ん中に転がっていました。

まさか自分が、このようにして再度ここに来るとは思ってもいませんでした。一生心に残ります。

また、復興し元気な姿になった石巻を見に来たいです。

 

担当ドライバー

岩手県滝沢

2011.3.23~24

岩手県滝沢市にある産業文化センターへ搬送に行きました。

海岸からは遠い高速道路から近い場所でした。

途中の高速道路は陥没していたり防壁が道路側に倒れていて一車線になっていたり、波のように歪んでいて運転中、跳ねて天井に頭を打つような状況でした。

岩手産業文化センターの中は、物凄い支援物資の量で置く場所がなく観客席のある二階のシートにまで積みあがっていました。

少しでも何か役に立てればと現地の方とお話をしたかったのですが、物凄い物量を捌いている現地の方々は話す余裕もないくらい殺伐とした雰囲気でした。

 

休む間もなく私たちも直ぐに帰路へ向かいました。

行きも帰りも、ラジオは日本広告機構のCMと、緊急地震速報だけでした。道が悪路のため緊張感で全く眠くはなりませんでした。

 

少しでも役に立てたのであれば幸いです。

 

担当ドライバー